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新世紀GPXサイバーフォーミュラ
概要
F1を遥かに凌ぐスピードと性能、そしてAIによるサポート等最先端テクノロジーを取り込んだマシンで競う、次世代のモータースポーツ"サイバーフォーミュラ"。『サイバーシステム』の開発者を父に持つ14歳の少年、風見ハヤトは、父の開発したAIを搭載するニューマシン『アスラーダ』の争奪戦に巻き込まれ、否応なしにドライバー登録されてしまい、過酷なサイバーフォーミュラに参戦することになった。チームメイトやライバル、そしてアスラーダから時には教えを受け、時には衝突しつつレースを重ねる。 アスラーダを軍事利用しようと企む一派に父が殺されたことを知らされ、一度は絶望の淵に立たされるハヤト。彼は危険を回避するために身を隠していた母や、真相を知り「ナイト・シューマッハ」と名を変えてハヤトを守ってきたあすかの兄「菅生修」、そしてチームクルーに支えられどうにか立ち直る。そして本来アスラーダを搭載するはずの、父の遺したニューシャーシ『スーパーアスラーダ』を手に入れ、グランプリに改めて挑む決意を固めた。それは「父の作ったマシンでチャンプになる」という、新たな夢の出発点でもあった。
ステータス
Ended
放送局
Nippon TV
シーズン&エピソード

SIN
2022年、第17回サイバーフォーミュラGPXが開催された。「アルザード事件」の出場停止処分も解けて加賀やスタッフも戻ってくるが、いまいちレース出場に懸念を抱く理事会は大幅な予算削減を決定。一昨年のマシンでの出場を余儀なくされてしまうアオイZIP。しかし初戦で戦力不足を痛感させられた加賀は、突然接触してきた名雲の誘いを受け、アルザードのオリジナルマシンである「凰呀」を悩んだ末に譲り受ける。そして古いつきあいのグレイと、彼に預けていたフィルをメカニックとして呼び寄せた。そこまでしてハヤトにこだわる加賀には理由があった。かつて自分が負けたZEROの領域をハヤトが乗り越えたこと、そしてそんなハヤトにZEROで失った親友の姿がオーバーラップしたからだった。過去の自分を乗り越えるためにもギリギリのバトルを続ける加賀。だがいくらアスラーダの兄弟マシンで強いとは言え、かつて2人のテストドライバーを死に追いやった凰呀は簡単に手なづけられるものではなかった。加賀はフィルからアドバイスを受け、凰呀にも意思のようなものがあると知ってようやくその扱いを理解する。そして走行中の凰呀のフォローから「ミラージュターン」を見出し、エンジントラブルでの4戦連続リタイヤから復活したハヤトに勝負をかけた。
エピソード

不敗神話
2021年 第16回サイバーフォーミュラGPXはハヤトの圧勝で幕を閉じた。もはや向かうところ敵なしの王者ハヤト。ハヤトと戦いたいからこそ、加賀は昨年の「アルザード事件」から出場停止処分を受けていたアオイにとどまり、その時を待っていたのだった。しかし事態は予想以上に深刻で残酷なものだった。出場停止処分が解けるとは言え、これまでの成績や事件のイメージダウンからアオイの経営は瀬戸際状態。オーナーに復帰した今日子はニューマシンの開発費を捻出しようとするが、レース事業そのものに懸念を抱く理事会は予算外の資金投入を拒否。今期、タイトルが獲れなければ撤退すると宣告する。ライバルチームがニューマシン開発を急ぐ中、開発中断されていた一昨年のエクスペリオンを持ち出さざるを得なくなるが、一年間耐えてきたスタッフや加賀も集合し、闘志をみなぎらせる姿を目の当たりにすると、今日子は何も言えなくなってしまうのだった。 そして、第17回サイバーフォーミュラWGPXが開幕。GIOと提携して一段と強くなるスゴウ。マシンデザイナーに専念するべくドライバーを引退したハイネルのシュトルムツェンダーも驚異のニューマシン「シュピーゲル」を投入し更なる強敵に変貌していた。しかし一昨年のマシンで挑む加賀は、ZEROの領域に入ってすら惨敗を喫してしまうのだった。第1戦を苦戦で終えた加賀の前に名雲が姿を現す。

復活の刻
名雲に連れられ、加賀は名雲の別荘を訪れた。そこに安置されていた、かつてテストドライバー2人を死に追いやったマシン「凰呀」と対面する。アルザードのオリジナルであるそのマシンは、名雲の兄が生前手がけていたマシンであり、それは事実上アスラーダの兄弟マシンだった。日曜の朝、今日子は片桐から連絡を受けテストコースへ駆けつけると、そこには、凰呀に乗り込みコースを走らせる加賀の姿があった。暴れ馬のような凰呀を制御できず、コースをはみ出し、縁石に乗り上げ、車体の進行方向すら定められない加賀。今日子は事態の説明を求めるが、名雲から今期撤退の事実を知らされた加賀は今日子に好きなようにやると宣言し、グレイとフィルの二人をメカニックとしてアメリカから呼び寄せるのだった。 加賀は第2戦の出場を断念し、凰呀をモノにすることだけを目標にひたすらテストコースを走り続ける。いくら加賀が凰呀を力でねじ伏せようとしても、まるで自分の意思を持っているかのような凰呀は言うことを聞こうとしなかった。しかし、フィルはいち早く凰呀がアルザードのオリジナルだと見抜く。フィルからアドバイスを受け、加賀もおぼろげながら凰呀の扱いを理解し始め、どうにか「走る」ことはできるようになるのだった。

凰呀の叫び
第3戦アルゼンチンGPX。絶好調のハヤト。加賀もニューマシン「凰呀」でコースに姿を現した。だが未だ凰呀に振り回され、思うように走らせることはできない。その走りを見たクレアは凰呀こそアルザードのオリジナルではないかと推測する。 その夜のレセプション、加賀はハヤトが凰呀の正体を見抜いたと勘付き、否定も肯定もなく、逆に穏やかな様子でハヤトに挑戦状を叩きつけ、ハヤトもそれを受けて立つ決意をする。 同・決勝。順位を上げていく加賀だが、やはり凰呀の制御に苦戦する。グレイの「信じてやんなきゃ友達(ダチ)にはなれない。」という言葉を思い出し、思い切りアクセルを踏み込むと凰呀が反応し上手く制御できたのだった。何かを掴んだ加賀はペースを上げていく。 一方、ハヤトはギアシステムのエラーに悩まされていた。このままではすべてのギアが使用不能になるとあり、クレアはわずか数分でミッションプログラムを書き換える神技を披露。ハヤトは加賀との壮絶なバトルの末、見事に凰呀を押さえ込むが直後にリタイヤしてしまった。そして加賀は信じられない想いでそれを見送り、納得のいかない1位入賞を果たす。しかし凰呀の正体を知った今日子が現れ、怒りに震えた様子でトロフィーを破壊してしまった。

勝者の条件
今日子は名雲の別荘を訪れ、事の説明を求める。名雲は今日子をいさめつつ加賀の心境を伝える。ハヤトとの決戦に拘る加賀を知るからこそ、今日子はそれ以上何も言えなくなってしまうのだった。 ハヤトはエンジントラブルで第4戦、第5戦をリタイヤ。第6戦は決勝でスタートすらできない状態。続く第7戦と第8戦も相次いでリタイヤしてしまう。加賀もどうにか凰呀を手なづけようとするがなかなか納得のいく結果は得られなかった。それを見守るあすか、今日子の心中も穏やかではない。 アスラーダはGIOのスタッフが夜を徹してトラブル解消に奮闘した結果、第9戦で復活する。一方、加賀は凰呀と折り合いが付かないでいた。そんな加賀の前に再び現れた名雲は「凰呀は君に伝えたはずだ」と伝える。そして迎えた第11戦。名雲の言葉で勝利のカギはコーナーだと気づいた加賀。ZEROの領域でギリギリのバトルを続け、ついにドライバーに錯覚を起こさせる驚異のコーナリング「ミラージュターン」を完成させる。しかし、これまでの心身衰弱がたたり、もはや限界の加賀はハヤトをパスしかけた瞬間、気を失いリタイヤしてしまう。

全ては時の中に・・・
最終戦の日本グランプリ予選。ハヤトは好調に高タイムをたたき出す。加賀はZEROの領域で今にも失神寸前になりながら気力を振り絞る中、昔のライバル姿が見えクラッシュしてしまう。病室で目覚めた加賀はフラフラになりながらピットに戻ろうとする。 今日子はそんな加賀をレースから外そうとするが、今日子の気持ちが分かる一方、もう止められないことも知っているあすかは、逆に今日子を説得する。 凰呀の状態は加賀以上に深刻だった。頭を抱えるグレイたち。そこへ突然現れた、ゴーグル姿の「通りすがりのメカニック」はハヤトも加賀とベストな状態で戦いたいことを伝えると、凰呀にも転用できるパーツの供給を申し出、自ら凰呀の修理を手伝い始める。最初は唖然としたグレイだったが、互いの仲間のために協力して凰呀を仕上げるのだった。 そして、同・決勝。加賀はこの一戦にすべてを賭ける証に髪を切り、黒く染めると、ハヤトに最後のチャレンジを挑んだ。序盤からハヤトと加賀の一騎打ちが続くが、ハヤトのすきのないブロックになかなか抜くことができない。諦めかけた時、いつもの「勝ってきなさい」と今日子の声がインカムから聞こえてきた。これ以上ない声援を受けて再び闘志をたぎらせた加賀は、サーキットを駆け抜けた。そして最終コーナー、競り合ったアスラーダと凰呀は、最後に凰呀が根性のブーストをかけたことで逆転。最後の最後に勝利をもぎ取る。一度だけとは言え念願を果たした加賀は宣言通りサイバーフォーミュラを引退しインディに戻る。それはブリード加賀が「加賀城太郎」に戻った日のことだった。
主要キャスト

金丸淳一
Hayato Kazami

安達忍
Miki Jounouchi

飯塚昭三
Tetsuichirou Kurumada

天野由梨
Satsuki Nanase

緑川光
Naoki Shinjyo

三石琴乃
Asuka Sugō

関俊彦
Jotaro Kaga

松岡洋子
Karl Lichter von Randoll

速水奨
Osamu Sugō

竹村拓
Shinsuke Maki

吉川晃介
Johji Otomo

龍田直樹
Edelhi Bootsvorz




