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孤高のメス
概要
1989年、まだ臓器移植の法制化が進んでいない日本では、移植手術が行なわれるのは当分先であると考えられていた。ある日、地方都市にある湖水町の甦生記念病院に、外科医の当麻鉄彦(滝沢秀明)が赴任する。医療先進国のアメリカで研鑽を積んできた当麻は、「地方でも大学病院と同じレベルの治療が受けられるべき」という信念のもと、あらゆる難手術に挑み、みごとな技術で目の前の患者たちの命を救っていく。 また、多くの患者の命を救うため、自らがアメリカで学んだ肝移植手術の必要性を訴える当麻は、同じく肝移植実現に取り組む医師・実川剛(仲村トオル)と対面する。日本の肝移植に大きな役割を果たす2人の医師が出会った瞬間だった。しかし、病院は自らの保身を第一と考え、リスクが大きい肝移植は行なおうとはせず、さらに、病院内の権力絶対主義と古い慣習に塗り込められた医療体制が当麻たちの行く手を阻んでいく。
ステータス
Ended
制作
Roran Takayama
放送局
WOWOW Prime
シーズン&エピソード
シーズン1
エピソード
第1話
臓器移植がタブー視されていた1980年代後半、医療先進国アメリカで研鑽を積んだ外科医・当麻鉄彦(滝沢秀明)。帰国後、地域医療の発展が必要だと考える当麻は昔の先輩である島田光治(石丸幹二)が院長を務める地方の民間病院・甦生記念病院で働き始める。そのころ、近江大学医学部付属病院では実川剛(仲村トオル)を助教授として迎え入れていた。当麻と実川は日本で肝移植を定着させようと、ともに道を歩み始める……。
第2話
甦生記念病院第二外科医長・野本六郎(宮川一朗太)のミスをリカバリーするため手術を執刀することになった実川。術中、手際の悪い野本を見かね当麻との交替を命じる。そして当麻の実力を確信した実川は近江大学医学部付属病院教授の卜部太造(利重剛)にある提案をする。数日後、甦生記念病院に、交通事故に遭った、食堂で働く中村キヨ(鷲尾真知子)が運び込まれてくる。当麻は肝移植をすれば彼女を救えると主張するのだが……。
第3話
当麻は同じ病院に勤める看護婦・大川翔子(山本美月)に頼まれ彼女の父であり湖水町の町長・大川松男(長塚京三)を往診する。一方、近江大学医学部付属病院では先天性胆道閉鎖症である7歳の少年・空也が生死の境をさまよっていた。彼を助けるためには生体肝移植が必要と考える実川は卜部に許可を求める。しかし卜部は時期尚早と難色を示す。
第4話
いよいよ日本初の生体肝移植手術当日。ドナーの手術を頼まれた当麻が助手を務める外科医・青木隆三(工藤阿須加)とともに近江大学医学部付属病院へ向かおうとしたとき、当麻の母親が倒れたと熊本から電話が入り……。そのころ同病院では、優秀な実川のことが気に食わない野本のリークにより情報をつかんだ京阪新聞の記者・上坂喜一(三浦誠己)が押し掛けていた。
第5話
肝硬変が進行し予断を許さない状態の大川。唯一救える手段として肝移植しかないと訴える当麻に対し、「自分が助かるために人の死を望むような生き方をしたくない」と大川は拒否。しかし、どうしても父親を助けたい翔子は当麻にドナーを申し入れる。一方、日本初の生体肝手術を終え、ドナーである父親が順調に回復する中、さまざまな拒絶反応を起こす空也。実川は、連日マスコミに追いかけられ責任を問われていた。
第6話
卜部の発言により病院内外で非難される当麻。そして肝移植研究会会長・徳武(六平直政)にも目を付けられ肝移植定着への道を閉ざされてしまう。思い通りに進まない現状に納得のいかない実川。卜部は「やりたいことをやるには権力が必要」と言うのだが……。そんなある日、脳死判定を受けた少年の母親が臓器提供を申し出る。すぐさま肝移植手術をするべく生命倫理委員会に掛けるよう訴える当麻だが、意外な人物から反対される。
第7話
卜部教授が亡くなり教授ポストを狙う実川に脳死肝移植を阻止され、患者の遺志が無駄になってしまったことを悔やむ当麻。そのころ、大川の容体が急変し甦生記念病院に運び込まれてくる。以前にも増して症状は悪くなっていた。かたくなに移植を拒絶していた大川だが武井誠の母・静(キムラ緑子)に息子の肝臓をもらってほしいと懇願され、意思が揺れ動く……。一方、近江大学医学部付属病院ではいよいよ教授選開票が始まる――。
第8話
大川の肝移植手術当日。京阪新聞が野本から情報を得、スクープを出したことで脳死肝移植が行なわれたことが公になる。徳武は後日当麻を呼び出し説明と謝罪を求めるのだが、当麻は権威主義と旧態依然とする医療体制を強く批判する。同時に教授になった実川の言動に違和感を覚え……。肝移植によって多くの人を救いたいという同じ志を持った当麻と実川。未来の医療か、目の前の命か、それぞれが貫いた信念とは――。
主要キャスト

滝沢秀明

仲村トオル

長塚京三

山本美月

石丸幹二

工藤阿須加
Miyagawa Ichirota

キムラ緑子

三浦誠己

利重剛

近藤公園





